好意同乗で交通事故に遭った場合知っておくべきこと

好意同乗

好意同乗とは

好意同乗とは、車に一緒に乗る人が運転者の親族や友人等の理由で、金銭の授受なく無償でその車に乗せて貰う事です。料金が発生しない事から無償同乗と呼ばれる事もありますが、どちらも同じ意味の言葉です。

車を運転している場合は誰にでも事故を起こす可能性はあります。だから好意同乗をしている際にもしかしたら運転者が事故を起こしてしまう可能性も十分あります。またその場合に同乗している人が怪我をしてしまう場合もあります。

勿論その状況によっては好意同乗者自身はその車を運転していた運転者を加害者として損害賠償の請求を行う事になります。そして運転者自身が自動車保険に加入している場合、その保険の中の搭乗者保障等を利用して保険金が支払われる形です。

参考外部サイト(ソニー損保):人身傷害と搭乗者傷害の違いは

好意同乗減額とは

ただ、実際には損害賠償請求を行ったとしても、損害賠償の減額が考慮されてしまう場合が有ります。それが好意同乗減額です。一緒に車に乗っている人にも過失があるとみなし、実際の請求額から10%から20%程度減額して損害賠償が行われる形です。

どうしてこのような主張を保険会社がするかと言うと、過去の日本では裁判によってこの減額が多く認められていたからです。無償で乗っていたにも関わらず、事故に遭ったからといって損害の全額を加害者に賠償請求するのは公平に反すると判断され、減額と言う判断がなされていました

好意同乗の判例

もちろん裁判の判例自体は古い物なのですが、保険会社の方は減額を主張してくることが多いのです。しかし実際に最近の裁判の判例を見てみると、決して過去の様に賠償額が減額される判例ばかりではありません。

同乗していただけにも関わらず、その人に過失があるのかと言う心理を裁判所が汲むようになってきたからです。とはいえ、減額が全く行われないわけではなく、その事故の内容によっては現在でも減額請求がされる場合があります。

事故を起こす可能性が高い事を知っているにも関わらずその車に乗った場合や、その乗ったことが原因で事故になった場合等、同乗者にも非があると判断された場合は責任があるとして減額がなされています。またその運転者との関係によって減額となってしまう場合も有ります

保険会社の主張

実際に好意同乗の時に交通事故に遭う確率はその人によっても違います。その為、事故が起きた後に損害賠償請求をした時に保険会社の方から減額と言われた場合、それに対して疑問を抱いたとしても保険会社が言うならばと納得してしまう事もあります。

勿論納得いかないと言って説明を求めた場合、保険会社の方から裁判の判例では減額となっていると言う説明を受け、それだったらと納得してしまう可能性も否定できません。しかし実際にはその車に乗っていたからと言って、絶対に同乗者に過失があるわけではなく、全く過失がない場合もあります。

減額は全ての場合において行われているのではなく、あくまでも現在ではその様なケースが有るというだけで、全く過失がないからと判断されれば全額補償される形となっています。

好意同乗で交通事故に遭った場合、まずは怪我を治療したりする事になりますが、必ずお金の問題が発生し、どこに請求すれば良いか分からないと言う事もあります。

損害賠償請求権を利用しよう

勿論友人や知人に対して損害賠償請求を行う事はできないと考える人も出てきます。しかし同乗者の損害賠償請求自体は認められた権利なので、怪我等の損害に対しては賠償金を請求する事は可能です。

また減額はどのケースでも必ず行われるわけではないと言う事も、あらかじめ知っておくようにします。勿論何らかの困った事になった場合は素人ではなかなかその問題を解決できないと言う事も少なくありません。もし困った事になったら、交通事故を多く扱っている弁護士に相談するのも一つの方法です。

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